カリスマ編集者Xの「くず本ウォーカー」
くずの中のくず、くずの王さま、くず本大賞、くず本作りの天才、パクリとウソが専門の大先生、くず著者&くずライター&くず編集者の最強トライアングル、くず文豪……。大笑いの「くず本WORLD」!
「くず本」は山のようにある。日本では、年間7万タイトル(1日約200冊)もの本が発行されているのだから、うち1割が「くず本」としても7000冊。とてもじゃないが、全部読んで探すなんてことは不可能だ。というわけで、ここで言う「くず本」というのは、私が読んだもののなかで、吐き気がしたり、頭痛がしたり、思わず「ふざけんな!」と叫んだりした本のことである。
私は、長年編集者をやってきた。ジャンルは問わず、これまで数百冊の本を編集し、そのなかにはベストセラーもある。ただ、どちらかといえば、ノンフィクション作品が多いので、ここで取り上げていくのは、そうした本である。つまり、あくまで本をつくる側から見て、取り上げる本がいかにくずかということを書いていく。もちろん、この世にはクズ小説もあふれているが、そこまでは手が回らない。
また、取り上げる本は、ある程度売れた本である。まったく売れず、市場の紙くずと消えた本は、それこそ本物の「くず本」なのだから。(カリスマ編集者X)

第6回 日本に本当の投資本が1冊もない理由
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